[VJ010612][CALIGULA] ヤミノカナタ

作品の概要（DLsite.comより）

■ストーリー
幼い頃に母親を亡くした和彦は、物理学者であり大学の教授である父親の元で育てられた。
しかし、当の父親は研究や実験に忙しく、和彦はいつも一人だった。
そのため親の愛をまったく知らずに育ってしまい、自分の心のよりどころを無意識のうちに失っていた。
だがそれを埋める手段を、和彦自体は解らない。
そもそもどうして、心が空しいかも解らない。
いつの間にか和彦は暴力や万引きに染まった少年時代を過ごした。
父と同じ大学に入り、大学生活もこなれた二年目の春、千川家にちょっとした事件が起きた。
突然、和彦の父が再婚したのだ。
そして、その再婚相手がこの家にやってくるというのだ。
和彦は少なからず戸惑った。
今更、何故結婚したのか？
死んだ母のことは忘れてしまったのか？
空虚な和彦の心の中に渦巻くわだかまり。
和彦の心の中でもやもやとしていた黒い感情が、片親の再婚をきっかけにまさに表に出ようとしていた……。
■登場キャラクター
●一条 詩織
主人公、和彦とは高校時代の同級生。
現在は自宅が経営している【一条食堂】の看板娘として働いている。
性格は、よく気が利く器量よし。
ただ引っ込み思案なところもあり、嫌なこともハッキリと断れずについつい引き受けてしまう。
●二宮 彩
千川家の近所にある喫茶店の店員。
明るく快活でどこに行っても人気がある。
喫茶店の店員をしていることもあってか、
なかなかしっかりしているがそれを覆すほどのドジな一面を持っている。
頑張れば頑張るほど失敗したり墓穴を掘ったりするタイプ。
●千川 響子
和彦の父親が最近になって再婚した女性。
大学を卒業してすぐに結婚したため、和彦と年齢はそう変わらない。
和彦に母親として認めてもらおうと一生懸命。
和彦の前では家庭的で大人びた女性として振る舞おうとするが、基本的に感情を表に出すタイプなので、
些細なことでも一喜一憂し、和彦からは子供っぽいと見られている。
和彦のことは男性とは見ておらず大切な息子だと思っている。
●三枝 瑠海香
有名なコスプレイヤー。
有名商社の部長を務める父と有名デザイナーの母を持つ。
幼少の頃から一人で過ごすことが多く、小中学校では虐められていた。
主人公が住む街への引っ越しを機に、自分を変えようとコスプレイベントに参加。
コスプレイヤーとして名を馳せてからは垢抜けた性格になるとともに、自己中心的な発言もするようになった。
コスプレの題材を模索するために、ゲーセンなどにも通っている。
●四王寺 小百合
有名な財閥である四王寺グループ総帥「四王寺 蔵人」の一人娘。
非常にのんびりとした性格で、かなり世間ずれしている。
典型的な箱入り娘。
自由に外出することも禁止されており、唯一外出する機会と言えば大学へ通うときだけ。
外の世界へのあこがれが強く、
いつかは自分を別の世界へと連れて行ってくれる王子様が迎えに来てくれるのだと信じている。
●千川 和彦
主人公。
大学2年生の好青年。
幼少の頃に母親を亡くし、父親はほとんど家に不在であったため孤独に育った。
自分が意識していない心の奥底で、親からの愛を渇望している。

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